遠隔教育システムによる感性情報伝達に関する検討
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概要
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一般に、講師が受講者に伝達すべき学習情報には、教授内容に関する「知識情報」と講師の人格や教え方に依存する「感性情報」があると考えられる。通信メディアによる遠隔講義においては、知識情報とともに感性情報も正しく伝達されなければならない。本研究では、通信メディア利用による遠隔授業と対面による通常授業を実施し、感性情報がどのように伝達されるか、通常授業と比較することにより求めた。その結果、教え方や講師に対する感じ方は、通常授業の評価の場合とほぼ同じであることが確認された。映像に映し出される講師(像)の評価について、因子分析した結果、受講者は、講師の内的な性質、外見、教え方の三つに注目することが明らかになった。遠隔授業をする場合の講師の心得として注目すべきファクタである。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-07-26
著者
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