量子オラクルを用いた唯一最短格子ベクトル問題の効率的解法
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概要
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Shorが素因数分解を高速に行う量子アルゴリズムを発見して以来, 量子計算に関する研究が盛んに行われている. しかし, 公開鍵暗号の効率的解決などが発見される一方でクラスNP完全やそれに準じる計算クラスに属する問題の効率的解法は見つかっていない. 本研究では量子並べ上げ可能関数とその計算クラスQPEを定義する. また, クラスQPEの量子オラクルを用いてクラスNP完全問題の近似である唯一最短格子ベクトル問題の効率的解法を提案する. 唯一最短格子ベクトル問題は公開鍵暗号の一種である格子暗号の元になる問題であり, 平均時間の計算量が最悪時間の計算量とほぼ同じである事が知られている.
- 2001-05-10
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