桁上げ保存型対符号付き数型加算回路 : 乗算器を中心に
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概要
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桁上げ伝播のない加算回路には,桁上げ保存型と符号付き数型の2つのタイプがある.4-2コンプレッサと冗長2進加算回路をそれぞれ用いて両タイプの乗算器類をバストランジスタ論理の回路で構成して比較した。両タイプとも実質は4入力2出力の加算回路であり,基本回路3段で構成できるが,その個数は4-2コンプレッサが6個,冗長2進加算回路が8個で差があることを示した。そして,両タイプには,応用上微妙な相違があるものの,基本回路数の差がほぼそのまま演算器全体に反映され,事実上桁上げ保存型の方が有利であると結論づけた。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-12-15
著者
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