メタルペア通信線の平衡 : 不平衡変換特性とその応用に関する検討

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概要

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数MHz以上の高周波におけるメタルペア通信線のノーマルモードとコモンモードのエネルギ変換特性をツイストペア線やTVフィーダ線を用いた実測と多線条理論による解析により考察した。その結果、ツイストペアケーブル自体の特性はトランスの特性にマスクされて得られなかったが、トランスとの接続系ではトランスより変換特性が悪化することはなくエネルギ変換の少ない方向に共振する特性になること、メタルペア線においてモード変換されたエネルギのケーブル長手方向の量は増減する等の知見が得られた。また、低周波領域においてはメタルペアケーブルの銅板からの高さ依存性があることを利用して建物内の仮想アース面を探索する方法を検討し、探索できる可能性があることを確認した。
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-03-17

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