日本におけるミリ波応用システムの開発

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概要

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近年、情報社会に占める電波需要が高まり、使用できる周波数逼迫が懸念され、これに伴い、未開拓周波数領域のミリ波開発が重要課題の一つとなっている。郵政省によるミリ波実験周波数帯の設定による普及促進政策とあいまって、ミリ波デバイスとミリ波応用システムの開発が盛んである。ミリ波の特徴と、特徴を活かした応用システムとして期待されるいくつかのシステム、構内無線LAN、画像伝送装置、非接触IDセンシング、自動車レーダー、および衛星通信応用に関して、わが国の開発の現状と展望を述べる。また、これらのシステム開発には、超小型化、高性能化、量産性と低価格化の観点からMMIC等のデバイス開発がきわめて重要である。
社団法人電子情報通信学会の論文
1994-09-21

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