超音波造影剤層の音場への影響

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概要

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微小気泡を有する超音波造影剤を投与することで、超音波診断画像は鮮明になる。それは、超音波造影剤に超音波を照射すると強い散乱波が生じるためである。一方、超音波造影剤を透過する超音波エネルギーは低下する。本研究では、超音波造影剤の稀釈濃度が音場に及ぼす影響を計測により検討した。その結果、超音波造影剤の稀釈濃度が高くなるにつれ、音場分布の音圧振幅が低くなった。更に、超音波造影剤の稀釈濃度が高くなるにつれ、音場分布の音圧振幅のピーク位置が手前にシフトした。そのメカニズムを受信波形のスペクトラムを用いて検討した。造影剤層の厚さ、設置する位置、温度による造影剤の影響について述べる。
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-05-23

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