情報検索用シソーラスの自己識化について
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概要
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シソーラスを利用したテキスト情報の検索システムにおいて、検索結果に基づいてシソーラスの自己組織化を行うための一手法を提案する。従来の検索用シソーラスはキーワードを決められた同義語で置換するための静的なものであったが、状況によって異なる同義関係をあらかじめ定義しておくことは困難である。また、シソーラスを拡張して同義語だけでなく上位下位関係等の他の概念間関係をも利用するとなると、関係をたどる方向と度合は実際にソのシソーラスを用いた検索を行った結果に基づいて調整する以外にない。本稿で提案する方式では、以上の問題点を解決するために、シソーラスを動的なものとして構成し、検索機構からフィードバックによって竜らの構成を変化させ、徐々により適切な出力を行えるようになる自己組織型シソーラスを提案する。本稿ではその構成、動作、利用方式を説明する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-11-25