1中継2波長多重伝送システム用光ファイバ増幅器の検討
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概要
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1台の中継用増幅器を必要とする、622Mbit, sの2波長多重光通信システムに適した光増幅器の構造の検討を行った。波長は1.533μmと1.549μmを用いるものとした。光増幅器の基本構造は、前方励起のErドープ光ファイバと後方励起のErドープ光ファイバが、バンドパス光フィルタと光アイソレータとで接続された構造である。まず、中間の光フィルタの効果を、利得およびエラーレートの測定によって明らかにした。つぎに、前方励起のErドープ光ファイバの長さを、光通信システムの送受間で許容される光損によって評価した。その結果、Erドープ光ファイバ長は約20mが最適であることが明かとなった。設計された光増幅器を用いると、光通信システムの許容光損は、90dB以上となる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-11-19
著者
-
下門 信太郎
関西電力株式会社総合技術研究所
-
青海 恵之
関西電力総合技術研究所
-
土肥 達郎
アステル関西
-
土肥 達郎
関西電力総合技術研究所
-
下門 信太郎
関西電力総合技術研究所
-
福岡 正
関西電力総合技術研究所
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