固体レーザーのCPM発振とコヒーレント効果
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概要
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線形共振器の光学的中央や共振器長1,4のところに可飽和吸収色素セルを1枚もしくは2枚挿入することによって固体レーザーの衝突パルスモード同期(CPM)発振が容易に実現できる。例えば、ガラスレーザーの共振器中央にセル1枚を設置したときは、出力パルスの時間幅が従来のセル密着型のものに比べて、約半分の2〜3psに短縮され、パルス本数は2倍になる。またセル2枚を挿入したYAGレーザーではパルス幅は約1/4の6psの最短パルスが得られている。このパルス短縮機構を検証するため、出力パルスの1部をプローブ光としてセル内に照射し光混合による位相共役光のセル位置依存性を観測して、過渡的回折格子の形成がパルス幅短縮に寄与していることを明らかにしている。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-05-21
著者
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