領域分離に基づく自然人工混在画像の圧縮
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概要
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JPEGなどのDCT符号化手法は, 文字, 図形, イラストなどを含んだ画像に対して輪郭周辺部に大きな画質劣化を生じる. 本手法では, このような画像に対する領域分離に基づく適応的な符号化手法を提案する. 類似色セグメントをもとに単色性及びエッジ強度を評価することにより, 人工画像部を主体とする離散階調領域と, 自然画像部を主体とする連続階調領域に画像を分割する. 両者は画素値の分布や変化特性が異なるため, ランレングス符号化, JPEG符号化により適応的に圧縮する. また圧縮効率の向上及びひずみの低減のため, それぞれ前処理として, ヒルベルト走査, 画素値近似, 及びエッジ除去を行う. JPEGを単独で用いるのに比べ文字図形輪郭周辺部のモスキートノイズを大幅に低減することができその有効性を確認した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-07-25
著者
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