フォトニックネットワークにおける高速データ転送のための波長割当方式の性能解析
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概要
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WDM技術を適用したデータ通信方式として、データ発生時にコネクション設定を高速に行い、波長割当を行った後、高速にデータ転送を行う方式が考えられる。しかし、回線容量が大きくなると、相対的にコネクション設定遅延時間が無視できなくなる。そこで、本稿では、コネクション設定に必要な伝搬遅延時間を考慮したフォトニックネットワークにおけるコネクション設定方式を対象とした近似解析手法を示す。設定方式として、送信側から順に波長割当を行うフォワード型と、逆に受信側から波長割当を行うバックワード型を対象とし、それらの方式の性能に対する伝搬遅延時間、波長数の性能への影響を、得られた近似解析結果を用いて明らかにしている。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-12-18
著者
-
荒川 伸一
大阪大学大学院情報科学研究科情報ネットワーク学専攻
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村田 正幸
大阪大学大学院情報科学研究科情報ネットワーク学専攻
-
宮原 秀夫
大阪大学大学院基礎工学研究科
-
村田 正幸
大阪大学大学院基礎工学研究科
-
宮本 健太郎
大阪大学大学院基礎工学研究科情報数理系専攻
-
荒川 伸一
大阪大学大学院情報科学研究科
-
村田 正幸
大阪大学大学院 基礎工学研究科 情報数理系専攻
-
宮原 秀夫
大阪大学大学院 基礎工学研究科 情報数理系専攻
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