効率の良いコードの自己生成によるRMIの高速化
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概要
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オブジェクト直列化のためのコード生成機能を組み込んだRM1(ここでは、xRMIと呼ぶ)を開発し、その有効性を確認した。xRMIの特徴は、Java RMIの使いやすさを生かしたまま、オブジェクト直列化のための実行時コード生成と生成されたコードの移送を組み合わせたところにある。これにより、2回目以降クライアント側の直列化に要する時間が減り、クライアント側で生成した逆直列化のためのコードをサーバ側へ移送することで、サーバ側でも高速な逆直列化が可能となる。その結果、xRMIは、標準のJava RMIより高速に動作し、ネットワークアプリケーションの大幅な性能の向上が期待できる。本論文では、研究の背景、xRMIの基本設計と実現、及び、その性能を確認するための実験について述べる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-05-01
著者
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