磁気的超解像媒体における非線形状対応PRMLリードチャネルの検討
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概要
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書換え可能で信頼性が高い大容量光磁気ディスク(MO)において、磁気的超解像効果を利用したMSR(Magnetically-induced Super Resolution)媒体が研究されており、D-RAD(Double-mask Rear Aperture Detection)媒体が実用化されている。しかし、D-RAD媒体の再生信号は、非線形成分を含んでいるため線形信号を前提としたPRML信号処理技術で取り扱うには十分なデータ検出能力を発揮できない問題があった。本論文鴦は、非線形性に応じて期待値を可変するVEV(Variable Expectation Value)-PRML方式を提案し、理論及びシミュレーションの検討から非線形信号に対し期待値可変方式の有効性を確認した。更に、本方式の実用化を考慮して波長685 nm、NA0.55の光学系を用いた実験では、記録密度4.8 Gbit/inch^2条件で十分マージンを確保しながらエラーレートボトム値1.6E-5を達成した。
- 2001-05-01
著者
-
田口 雅一
富士通研究所
-
田口 雅一
(株)富士通研究所ストレージシステム研究所
-
内田 昭嘉
(株)富士通研究所ストレージシステム研究所
-
和泉 晴彦
(株)富士通研究所ストレージシステム研究所
-
松浦 道雄
(株)富士通研究所ストレージシステム研究所
-
内山 隆
(株)富士通研究所ペリフェラルシステム研究所
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田口 雅一
富士通研
-
田口 雅一
(株)富士通研究所
-
松浦 道雄
(株)富士通研究所 ストレージシステム研究所
-
内田 昭嘉
(株)富士通研究所its研究センター
-
内山 隆
(株)富士通研究所:ペリフェラルシステム研究所:ストレージシステム研究所
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