原子力事故と損害保険 : 原子力におけるリスクマネジメント
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概要
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原子力は資源に乏しい日本にとって必要不可欠なものとして速くから導入され国民的総意に基づいて運営され、安全立国日本の看板の一つとして役に立って来た、しかるに1999年9月に起こった東海村JCOの臨界事故はその幻想を打ち砕くに十分であった。この種事故の通例で後になってみれば改めておくべきであった問題点やリスクマネジメントの拙劣や行政の硬直性が目につき、今後に多くの問題を残す事が判明した。原子力に関しては損害保険が一応成立しているが時代の趨勢と共に現実に合わない事が多くなり、2000年の1月1日を期して保険制度が変更される矢先の災害であった。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-03-14
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