リスクマネジメントの新しい動きと用語 : BP社はなぜ保険をやめ自家保険を選んだか
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概要
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リスクマネジメントの実務の理論と学問としての体系の二つの面で現在大きな動きがある。実務面では今までのRMの理論に一石を投じたブリティッシュ・ペトロリアム(BP)社の自家保険の問題であり、学問としての体系とはISO主導によるRM用語統一の動きである。BP社は従来のRM理論と全く逆に一定金額までは損害保険を利用し、それ以上の金額に関しては自家保険を採用するという方法を実行した。RMの新理論とも言うべきものである。(後藤 記述)1998年から始まったISO主導の用語の統一の作業は順調に進んでおり、近い将来RMの用語が世界的に統一され、日本ではJISに組み込まれる予定である。(本位田 記述)
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-10-26
著者
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後藤 和廣
三井海上基礎研
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本位田 正平
ニッセイ損害保険(株)商品業務部
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後藤 和廣
(株)三井海上基礎研究所
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後藤 和廣
株式会社三井海上基礎研究所 中央大学商学部 福島大学経済学部非常勤講師
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本位田 正平
ニッセイ損害保険(株)
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本位田 正平
ニッセイ損保
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