DiffServの設定と評価
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本論文はDiffServノードにおける制御パラメータの設定をとりあげ、特にAF-TCPクラスについて、各種設定の妥当性をシミュレーションによって検証した。その結果、ユーザ全体のスループット総和は、基本的にYmax(契約平均レートを超過するパケットの最大廃棄閾値)を大きく設定するほど増加するが、TCPの自律的輻輳制御の頑丈さが原因で、敏感に設定の影響を受けない一面も観測できた。一方、ユーザ間のスループット目標達成度の不均衡を解消するためには、ポリシングのtoken bucketサイズを最大RTT(round trip time)に相当する値程度に設定すると良いことが示された。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-04-12
著者
関連論文
- FIFOノードからなる木構造ネットワークのフロー別性能評価(基礎理論)
- CDMAシステムにおけるマルチメディアトラヒック容量の検討
- CDMAシステムにおけるマルチメディアトラヒック容量の検討
- [招待論文]インターネットにおける品質制御 : 品質に対する資源割当と価格付け(IPv6, インターネットの品質制御技術及び一般)
- SB-6-5 パケット衝突を考慮した無線 LAN のスループット評価
- ポリシングされたトラヒックを入力とするFIFOキューの出力バースト特性の解析
- DiffServの設定と評価
- L-010 バイト値列の類似性に基づく亜種ウィルス検出(ネットワーク・セキュリティ,一般論文)
- B-19-5 FIFO多重化による追加バーストを考慮した呼受付判定方式(B-19.ネットワークソフトウェア,一般講演)
- 次世代インターネットとトラヒック工学 : インターネットQoSとその実現技術