リアルタイムオペレーティングシステムEaselにおけるメモリ管理機構

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概要

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現在,我々は,マルチメディアアプリケーションのプラットホームとなるリアルタイムオペレーティングシステムEaselの開発を行っている。マルチメディアアプリケーションでは,動画の持つ空間的解像度や時間的解像度の特性により,システムにかかる負荷が大きく変化する。特に,こうしたアプリケーションで扱うデータ量は膨大で,かつリアルタイムに処理される必要がある。Easelでは,ページフォルトに付随する処理によるユーザスレッドの実行遅延を低減し,さらに,各プロセスのメモリアクセスの特性をカーネルに通知するためのインターフェースを提供することを目的としたメモリ管理機構の構築を行っている。本稿では,Easelの概要およびメモリ管理機構について述べる。
社団法人電子情報通信学会の論文
2001-03-06

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