極近傍測定によるエスパアンテナの等価ウェイトベクトルモデルパラメータ抽出とバラクタ制御特性校正(光・電波ワークショップ)
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概要
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エスパアンテナは放射素子と可変機能素子(バラクタ)が一体となった可変指向性アンテナであり,これらを分離して測定することができない.そこで本報告では,各放射素子の極近傍の高周波磁界を測定することにより,等価ウェイトベクトルモデルのパラメータ(構造パラメータとバラクタ制御特性)を抽出する方法を提案する.放射素子アレーのインピーダンス行列がバラクタの容量や外部信号源に依存しないことに着目することにより,必要測定回数を最小限に抑えることを試みる.その結果,放射素子数にかかわりなく2回の異なる制御電圧セットにおける磁界測定で構造パラメータが抽出できることが示される.さらに,本手法によりバラクタ容量の電圧制御特性を校正できることも示す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-07-25
著者
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大平 孝
Atr適応コミュニケーション研究所
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韓 青
ATR波動工学研究所
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稲垣 惠三
ATR Wave Engineering Laboratories
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飯草 恭一
Atr波動工学研究所:(現)独立行政法人情報通信研究機構新世代ワイヤレス研究センター
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飯草 恭一
ATR適応コミュニケーション研究所
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稲垣 恵三
Atr適応コミュニケーション研究所
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大平 孝
Atr適応コミュニケーション研
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韓 青
ATR適応コミュニケーション研究所
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ハンナ ブレット
ATR波動工学研究所
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ハンナ ブレット
ATR適応コミュニケーション研究所
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稲垣 惠三
Atr適応コミュニケーション研
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