低周波電界の局所曝露による生理的変化の解析

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概要

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これまで、低周波電界の生体作用評価およびその作用機序解明に向けて、ヒトに電界を曝露した場合の生理的変化について研究を行ってきた。その結果、電界曝露により自律神経活動が変化する可能性を見出した。そこで、その作用機序を明らかにするために、まず中枢を除外した局所的な現象を把握するために局所曝露を考え、電界を左腕局所に曝露した場合の皮膚温度、皮膚血流量、腕血液量などについて検討を行った。その結果、電界の局所曝露により、末梢皮膚温度が変化することが明らかになった。また、その変化は体毛の有無により影響を受けることがわかった。さらに、皮膚温度の変化は電界を曝露していない右手でも起きることから、電界による作用は局所に限定される作用ではなく、中枢を介した変化であることが推定された。
2004-06-23

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