EMI測定用アンテナの準自由空間におけるアンテナ係数の校正方法(1)
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概要
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周波数30-1000MHzのEMI測定に使用するアンテナの係数は、現在のところ大地面の影響が含まれる校正方法によって値づけがなされているものが多い。しかしEMI測定の測定量の意味や、測定の再現性を考えた場合、アンテナ固有の値が一義的に定まる、自由空間のアンテナ係数を使用するのが望ましい。我々は標準電界法でアンテナ係数を決定するとき、校正する周波数ごとに大地面上の特定高さを選択することで、自由空間のアンテナ係数と同じ値が得られる校正方法を確立した。また送信アンテナと被校正アンテナとの相互結合の影響をO.1dB以下にするためには、アンテナ間距離は5λ以上離すことが必要であることも明らかにした。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-04-18
著者
-
竹谷 茂
情報処理装置等自主規制協議会
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小林 修一
アクゾノーベル株式会社
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山ヶ城 尚志
情報処理装置等自主規制協議会
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前田 篤哉
VCCI協会
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河野 次郎
VCCI協会
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大津 信一
富士通株式会社
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河野 次郎
情報処理装置等電波障害自主規制協議会
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前田 篤哉
情報処理装置等電波障害自主規制協議会
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渡辺 力夫
情報処理装置等自主規制協議会
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大津 信一
情報処理装置等自主規制協議会
-
大津 信一
富士通株式会社パーソナルビジネス本部
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山ケ城 尚志
富士通株式会社
-
大津 信一
富士通株式会社パーソナルビジネス本部テクノロジ開発統括部
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