移動ネットワークのシームレスハンドオーバに関する研究

概要

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今日のインターネット常時接続環境の普及によりネットワーク接続端末の数は急速に増加している。さらに、携帯電話のデータ通信速度の向上や無線LANを利用した公衆無線インターネットアクセスサービスの開始に伴って、モバイルにおいても高速大容量インターネットアクセスが利用可能になると思われる。また、個人が持ち運ぶ情報機器も多様化してきており、それらがネットワーク化し、相互に連携することによって新しいアプリケーションやサービスを実現するためのPersonal Area Network(PAN)の研究も行われている。そこで、今後は個人が所有する様々な情報機器がネットワーク化した状態のまま移動し、また常にインターネットに接続できるような、移動ネットワーク(Moving Network)とPANを融合した技術が必要になると考えられる。本稿では、移動するPAN(Mobile PAN)の実現にあたり、移動ネットワークにおけるアクセス網間のシームレスハンドオーバ方式を提案する。
社団法人電子情報通信学会の論文
2003-02-28