トランスポートプロトコルの実機による性能検証における遅延・帯域とトポロジの切替時間短縮のためのシミュレーション技法の検証
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概要
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トランスポートプロトコルはインターネットでの運用を鑑み、様々なトポロジとリンクの遅延・帯域を想定した性能検証を行う必要がある。しかし、実機を用いて行う場合、トポロジの切替えに多大な時間を要する。その問題の解決のため、自由にトポロジを構成できる大規模実験環境StarBEDを利用する手法があるが、リンクの遅延・帯域のエミュレーションとトポロジの切替え時間の短縮に関する有効性の検証は行われていない。我々は、Dummynetを用いた遅延・帯域のエミュレーション技法をStarBEDに導入した。その上で、トランスポートプロトコルの性能検証を行い、リンクの遅延・帯域の実現とトポロジの切替え時間の短縮における有効性を検証した。性能検証においては、NS-2とStarBEDでのシミュレーション結果を比較し、同等の結果が得られることを確認した。本技法により、トランスポートプロトコルの性能検証を短時間で実現できる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2005-03-18
著者
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村本 衛一
松下電器産業株式会社
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許 志彰
松下電器産業株式会社ネットワーク開発センター
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米田 孝弘
松下電器産業株式会社ネットワーク開発センター
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小西 一暢
松下電器産業株式会社ネットワーク開発センター
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川原 豊樹
松下電器産業株式会社ネットワーク開発センター
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川原 豊樹
松下電器産業ネットワーク開発本部
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