無線TCPへの遅延ACK適用に関する一考察
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概要
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無線環境でTCPを用いた場合,ハンドオーバ時に生じるセグメントロスによってスループットが低下する.Mobile IPではハンドオーバ後に旧Care-of Addressから移動端末へセグメントを転送する事で,ハンドオーバ時に紛失するセグメント数を軽減する方法が提案されている.しかし,フォワードパス確立前に複数のセグメントが紛失していた場合,New-Reno TCPにおいてはスループットが更に悪化する可能性がある. そこで本稿では,遅延ACK技術を用い,ハンドオーバ後にTCP Flow Control機能によってセグメントを再送することでスループットの低下を防ぐ"Mobility-Aware TCP"を提案し,コンピュータシミュレーションを行い提案方式の有効性を確認した結果について報告する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-11-07
著者
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薮崎 正実
(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモ
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薮崎 正実
株式会社nttドコモネットワーク開発部
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五十嵐 健
株式会社NTTドコモ ネットワーク研究所モビリティマネジメント研究室
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五十嵐 健
(株)nttドコモ総合研究所
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五十嵐 健
Ntt Docomo R&dセンタ
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薮崎 正実
Nttドコモ ネットワーク研
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