ソフトウェア開発におけるプロセス評価方法の一提案
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概要
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ソフトウェア開発において開発のプロセスを改善する必要性は、色々なところで指摘されている。一つの組織にとってプロセスがどの程度のレベルにあるかということはISO9001の認証の有無、CMMでの認証レベルの段階、ISO/IEC TR15504のプロセスアセスメントなどにより評価することが可能である。しかしこれらの評価と共に開発現場での現実に存在するテータより、プロセスの強み、弱みを評価することも可能であると考えられる。その結果をその組織が認識している各種のプロセスレベルと比較あるいは、プロセス改善のサイクルに組み込むことによりプロセスの一層の改善が可能となると考える。そこで、当論文では、設計書レビュー工数比率、テスト仕様書レビュー工数比率、ソフトウェア流用率の3つのデータよりから開発プロセスのある範囲での強み、弱みを評価するモデルを設定し実際のシステムのデータに当てはめて評価を行った。その結果、これらのデータより、その組織の開発プロセスの長所、弱所の判別が可能であることが判別でき、モデル有効性が確かめられた。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-06-06
著者
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