状態遷移モデルによるポリシベースサービス管理(設備管理、ネットワーク管理、及び一般)

概要

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ネットワーク上で提供されるサービスの数、及び種類が増加するにつれ、それらを管理するためのコストも増加していく。そこで、管理のコストを引き下げるために、管理の自動化が要求されている。管理の自動化を実現する技術としてポリシによりサービス管理する方法が提案されている。ポリシとは、さまざまな情報を通知するメッセージの入力に対しどのような動作を行うべきかを定義したのものである。しかし、有効なポリシ、つまり、メッセージの入力に対して検索の対象となるポリシは、サービスの状態によって変わる。例えば、サービスの機能を提供するためのポリシは、そのサービスが正常に動作している状態でのみ有効になる。従って、サービスが停止している状態、正常に動作している状態、異常が発生している状態等さまざまな状態の変化により有効なポリシをリアルタイムに管理することでポリシ選択処理を高機能化、高速化する事が可能である。これを実現するための技術として、ポリシ遷移アーキテクチャを提案する。ポリシ遷移アーキテクチャでは、ポリシが選択されることをトリガーにして、複数のポリシを他の複数のポリシへと置換える機構を導入する。この機構により、入力されたメッセージにより伝えられるサービスの状態変化、もしくはポリシに設定された動作により引き起こされるサービスの状態変化に対応して有効なポリシの変更を実現する。本稿ではこのポリシ遷移の仕様とその応用例を述べ、その他状態変化に伴うポリシ動作変更のための技術をの比較を行い、ポリシ遷移の有効性を説明する。
社団法人電子情報通信学会の論文
2003-07-04

状態遷移モデルによるポリシベースサービス管理(設備管理、ネットワーク管理、及び一般)

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