可飽和トランスを使ったソフトスイッチングフォワードコンバータ(SCATによる回路開発)
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概要
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フォワードコンバータをソフトスイッチィング(ZVS)させると低ノイズで非常に効率が良くなる可能性があることは知られているが、アクティブスナバ回路をつけてもソフトスイッチングで動作させることはかなり難しい問題だった。理由は出力整流用の二つのダイオード(Do1、Do2)の電流が切り替わる時に、両方のダイオードに電流が流れる期間が有り、トランスの2次側が見かけ上短絡状態になってしまうため、共振条件が大幅に変わってしまい、共振が続けらず、メインスイッチの振動電圧が期待電圧まで下がらなくなってしまうためである。そこでこの対策として、トランスの励磁電流を増やして、振動電圧のエネルギを大きくする方法があるが、励磁電流による損失が大きくなり全体の効率が上がらないという欠点があった。本提案ではメイントランスの飽和を利用してドレインの振動電圧を下げる新しい方法を提案する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-10-18
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