1幼児における他者についての因果性への言及の発達 : きょうだいのやりとりに焦点をあてた家庭観察データの分析をもとに
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The purpose of this study was to examine a young child's developmental change of utterances about causality concerning others, analyzing data videotaped at home in unstructured observations of relationship between a boy and his younger brother. At 30 months, the boy was able to talk about causality concerning his younger brother's behavior/action and physical reality. At 31 months, the boy was able to talk about causality concerning his younger brother's internal states, social practices, and abilities/capabilities. Through the observation period, the boy talked most frequently about his younger brother, and most of his talk was addressed to his younger brother. The data suggested that the boy's talk varied by the partners and by the contexts and that especially in the situations, his talk varied by time period and by his parents' existence or interventions. The findings suggested that the boy would talk about causality when he felt his younger brother's behavior was strange and immature.
- 2002-07-10
著者
関連論文
- PC2-49 現職教員・学校心理士を対象とした学校心理学に関する調査報告(6) : 学校心理士を有する大学教員に対する調査 その2(原理・方法)
- PC2-48 現職教員・学校心理士を対象とした学校心理学に関する調査報告(5) : 学校心理士を有する大学教員に対する調査 その1(原理・方法)
- PC2-47 現職教員・学校心理士を対象とした学校心理学に関する調査報告(4) : 教育心理学等の専門的支援が求められている現職教員が現在直面している諸問題(原理・方法)
- PE003 現職教員・学校心理士を対象とした学校心理学に関する調査報告(3) : 学校心理学に関する知識の情報源とニーズ
- 他者の認知的状態と未来の行動の予測に関する実験的検討 : 大学生を対象としたストーリー図版を用いた検討および幼児のデータとの比較(I.教育科学系)
- ある5歳男児の就学期にかけての家族間コミュニケーション : 母・兄姉間会話への参入過程に着目した夕食時の会話の縦断的検討
- PB014 就学移行期の子どもと学童きょうだいを含む母子4者間の夕食時の会話 : 学校・園についての話題およびその変化に着目して
- 夕食場面における児童の他者に関する会話 : きょうだいの家庭観察データにおける長男Sの他者の行動の原因として内的状態を挙げた発話の事例的検討(I.教育科学系)
- 幼児・児童の他者に関する会話 : きょうだいの家庭観察データにおける学校場面の他者に関する会話の事例的検討を通して(I.教育科学系)
- 1幼児における他者についての因果性への言及の発達 : きょうだいのやりとりに焦点をあてた家庭観察データの分析をもとに
- 質的アプローチの立場から(1)幼児期初期のきょうだい間における「心の理論」の発達--一男児の弟との相互交渉場面における発話の分析を通して (特集 発達研究における量的なアプローチ・質的なアプローチ)
- PE002 現職教員・学校心理士を対象とした学校心理学に関する調査報告(2) : 現在直面している問題と学校心理学的知識に関するニーズ
- PE001 現職教員・学校心理士を対象とした学校心理学に関する調査報告(1) : 学校心理学に関する知識の理解度と有用度
- K305 現職教員が動機づけ関連概念からイメージする事例の分析 : 内発的動機づけ,学習された無力感を例に(口頭セッション51 動機づけ1)
- 年長児のお話づくりにおける登場人物の内的状態への言及 : 絵本の提示方法の違いに着目して
- 子どもの“お話作り"における登場人物の内的状態への言及 : 小学校1,2年生の児童の予備実験データの検討
- 学校心理士資格を有する大学教員を対象とした学校心理学に関する調査報告 その1 : 学校心理学のテーマの分析
- 現職教員が教育現場で現在直面している問題とスクール・カウンセラーに対するニーズに関する調査報告
- 学校心理士資格を有する大学教員を対象とした学校心理学に関する調査報告 その2 : 学校心理学の在り方,支援の側面などの分析
- Journal of School Psychology 誌のキーワードからみた学校心理学の研究動向
- 現職教員・学校心理士が教育現場で直面している問題および学校心理学的知識に関するニーズと情報源
- 現職教員・学校心理士における学校心理学に関する知識の理解度と有用度の認知
- ごっこ遊びにおける幼児の考え・意図への言及 : 幼稚園での観察データをもとに(I.教育科学系)
- PF42 幼児・児童期における他者に関する因果性への言及 : 他者の内的状態を原因とした発話の検討を中心に(発達,ポスター発表F)
- 2歳〜6歳児におけるストーリーの主人公の考え・意図・行為への言及 : 4コマ図版を用いた検討
- 子どもの"お話作り"における登場人物の内的状態への言及--小学校1,2年生の児童の予備実験データの検討
- PE007 幼児の"お話づくり"における他者の内的状態への言及 : 誤信念課題と物語産出課題による検討(ポスター発表E,研究発表)
- PA062 小学生は卒園した園について何を話すか : 1組の3人きょうだいの食事場面の園・教師・仲間に関する会話から(ポスター発表A,研究発表)