連続プロセスのシステム同定のための実験計画について
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概要
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連続プロセスを的確に制御するためには,プロセスの動特性を正確に把握することが非常に重要であるが,これが十分に行われていないため,プロセスの制御が必ずしも満足に行われていないのが現状である.連続プロセスの動特性を正確に把握できるようなシステム同定のための実験計画を提案する.システム同定の理論が実践の場で有効に活用されていないというギャップが存在するという現状を調査し,その結果,同定に用いるための質の良いデータを得るための実験が必要であることが分かった.現実のプロセスにおいて設定しうる制御因子の制約のもとでの実験パターンを提示し,モデルの未知パラメータの推定精度を最も良くする実験条件を求めた.得られた最適実験条件をBoxらが与えた条件と比較検討し,制御因子の変動幅が小さくても同じパラメータの推定精度が得られることがわかった.
- 1995-04-15
著者
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