瀬戸内海中央部における流れ藻随伴幼稚魚の出現種の変化により確認されたタケノコメバルからクロソイへの魚種交替
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概要
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1997-98年の流れ藻随伴幼稚魚の調査ではクロソイが5,6月の優占種となったが,タケノコメバルの採集は無かった。1962-63年にはクロソイは採集されず,6月はタケノコメバルが優占していた。このことは,二つの調査が実施される間に二種の増減が起こったことを示した。また,それぞれ二種の前後に随伴する魚種やその出現順は同様であり,二種の大きさ,食性も類似していた。したがって,これら二種の間に1960年代から1990年代にかけて魚種交替が生じたこと,かつ二種の生態には共通点が多いことが明らかとなった。
- 社団法人日本水産学会の論文
- 2003-09-15
著者
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