歯骨による琵琶湖産オオクチバスおよびブルーギルの種判別と体長の推定
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概要
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琵琶湖に生息するオオクチバスとブルーギルをカワウの胃内容物から種判別する方法を提唱する目的で歯骨の形態観察と計測を行った。両種は歯骨の背面に短尖頭の歯が2列以上あること,歯骨側面の管状の側線が5個の孔で開口すること,歯骨高が歯骨長の30%以上であることから他の琵琶湖および周辺水域に生息する真骨魚類と区別できた。またオオクチバスでは歯骨高が歯骨長の41.6%より低いのに対し,ブルーギルでは44.0%より高いことから識別できた。両種の歯骨長・高と体長の関係式も求めた。
- 2003-07-15
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