ホルモン投与によるマアナゴの催熟と排卵誘発
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概要
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三河湾内で採集し1年半陸上池で養成したマアナゴを催熟し排卵させた。催熟前の卵母細胞は第二次卵黄球期であった。水温10℃とし, 計48尾にヒト絨毛性生殖腺刺激ホルモン(100IU/kg体重)を隔週投与した。投与5∿10回で卵母細胞は核移動期に達した。続いて17α, 20β, 21-トリヒドロキシ-4-プレグネン-3-オン(2m/kg体重)を投与したところ12尾が排卵し, 卵径874∿1126μmで十数個の油球を含む分離浮性卵を得た。1尾の卵が受精し, 卵径は平均1010μmであった。
- 社団法人日本水産学会の論文
- 2001-09-15
著者
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岡村 明浩
株式会社いらご研究所
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山田 祥朗
株式会社いらご研究所
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堀江 則行
株式会社いらご研究所
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三河 直美
株式会社いらご研究所
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宇藤 朋子
株式会社いらご研究所
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田中 悟
株式会社いらご研究所
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堀江 則行
(株)いらご研究所
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宇藤 朋子
(株)いらご研究所
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三河 直美
(株)いらご研究所
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山田 祥朗
(株)いらご研究所
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岡村 明浩
(株)いらご研究所
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田中 悟
(株)いらご研究所
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岡 英夫
(株)いらご研究所
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張 寰
(株)いらご研究所
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