スピーカの非線形等価回路定数測定
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
動電型スピーカは大振幅で駆動すると力係数や支持系のスティフネスが振動板の位置で変化する。これがスピーカの再生音歪として混じり, 高性能化を阻んでいる。特に, 最近の小型高性能スピーカの要望に対して, この非線形歪対策が重要な鍵になっている。従来から非線形歪の測定が種々の方法で行われてきた。振動板に変位を与えてその位置での振動定数を測定する静的な方法や大きな振幅で動作させ高調波歪特性から非線形歪を測定する方法などが行われてきた。今回, スピーカに正弦波を加え, 力係数の非線形や, 振幅を変化させながら非線形定数の変化を測定する方法を開発した。本手法で測定した非線形定数を用い, スピーカの応答特性を計算すると実測値とよく一致することが分かった。
- 社団法人日本音響学会の論文
- 2005-04-01
著者
関連論文
- 超小型圧電レシーバの高音質化に関する一考察
- 圧電レシーバの音響特性解析
- スピーカ等価回路定数の測定と特性解析について(音楽の音合成と音響・音場再生, HDA/一般)
- 支持系のクリープ現象を考慮したスピーカ等価回路定数の測定
- 支持系のクリープ現象を考慮したスピーカ等価回路定数の測定
- スピーカの非線形等価回路定数測定
- スピーカ全方向インパルス応答を考慮した音場シミュレーションにおける単純音場での有効性
- 全方向インパルス応答特性の検討(その2)音場シミュレーションについて
- 全方向インパルス応答特性の検討(その1)測定システムについて
- 4885 小空間における定住波抑制駆動方式に関する考察
- 音場解析と多chマイク測定システムを用いた音響設計・調整システムの基礎検討
- スピーカの等価回路定数測定法について
- 低音再生小型スピーカ
- スピーカ支持系の復元力特性の測定法
- スピーカ支持系の復元力特性の測定法
- スリムスピーカの開発
- 低周波振動子の小形化に関する考察
- 平面スピーカ開発の現状