3.治療(1)放射線治療 : 第12回肺癌学会九州支部会
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概要
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枚肘線単独治療による肺癌の治療成績,特に切除可能な肺癌の治療成績および長期生存例の検討を行った.対象列はすべて確診例のみである.5,OOOrad以上照射出来た150例の粗生存率は,1年34%,2年14%,5年9%(9/101)であり,切除が十分可能と思われるI期,II期49例の組生存卒は,1年57%,2年29%,5年16%(5/32)である.手術を除く治療を目的とした確診例254例の5年紺生存卒は5%(9/190)である.2年以上生存例は20例であり,生存中13例(再発,転移を認めたもの5例),死亡7例である.全例に対するこの20例の各因子をみると,女に多く50才未満に多い.Stageの早いもの程多いがIII期にも6例ある.6,000rad以上ではほとんど差はなく,腫瘍が4cm未満に多く,腺癌が最も多く未分化癌が少い.
- 日本肺癌学会の論文
- 1974-12-30
著者
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