ブレオマイシンによる肺癌治療の経験 : 治療効果と副作用ことに肺変化について
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概要
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肺癌9例にブレオマイシンによる治療が行なわれ,うち6例に臨床効果(有効1,やや有効5)を認めた.副作用としての肺変化は軽症2例と重症1例を経験したが,うち1例では腋生検ならびに肺切除により,その病理組織学的変化を比較的早期から経時的に観察しえたので,その組織学的所見の特徴を詳述した.ブレオマイシンによる肺変化は可逆性変化から急速に不可逆性変化へ移行するものと思われる.
- 日本肺癌学会の論文
- 1971-06-30
著者
-
岩井 和郎
結核予防会結核研究所
-
荒井 他嘉司
結核予防会結核研究所
-
塩沢 正俊
結核予防会結核研究所
-
初鹿野 浩
東京都立清瀬病院
-
初鹿野 浩
都立清瀬小児病院
-
荒井 他嘉司
東京都予防医学協会
-
塩沢 正俊
結核予防会結核研究所附属病院外科
-
初鹿 野浩
東京都立小児病院
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塩沢 正俊
結核予防会結研病院
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