閉止段付き管内音波伝搬の有限要素解析と実験

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概要

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音響伝送系における音波伝搬の様子を明らかにすることを目的として、一端を閉止した段付き音響管を取り上げ、管内音場の時間応答を検討するために数値解析と実験を行った。数値解析及び実験は、閉止段付き管に立ち上がり部分を含む正弦波を入射した場合に、管内に定在波が発生するまでの管軸上音圧分布の変化を対象とした。また、数値解析手法には有限要素法及びニューマークβ法を用いた。その結果、計算値と実験値は比較的よく一致した。従って、数値解析によって閉止段付き管内に定在波が発生するまでの過程が類推できることを明らかにした。
社団法人日本音響学会の論文
1989-10-01

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