閉止段付き管内音圧分布の有限要素解析と実験

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概要

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本論文は、有限要素法を用いて一端を閉止した段付き音響管の内部音圧分布について、検討したものである。音圧の状態方程式を近似する試験関数として、1次試験関数と2次試験関数とを用い、更に音場の分割方法として、管全体を均一に分割する方法と段付き部近傍を細かく分割する方法を用いた。その結果、いずれの方法も計算値と実験値がよく一致した。従って、有限要素法が閉止端を持つ段付き音響管の内部音圧分布の近似に適用できることを明らかにした。また、試験関数の次数は同一要素数では、1次試験関数より2次試験関数の方がよりよく近似できる。更に、分割方法では段付き部近傍を細かく分割することによって、近似精度を低下させることなく総節点数を減らすことができた。
社団法人日本音響学会の論文
1988-12-25

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