腫瘍完全核出術後に同側腎摘除術を追加した腎細胞癌の2例

元データ 2001-11-20 社団法人日本泌尿器科学会

概要

われわれは腫瘍径5cm以下の小さな腎細胞癌61腎59症例に対して,患側腎温存を目的に micro-wave tissue coagulator(MTC)を用いた無阻血腫瘍完全核出術を施行し,その安全性と良好な治療成績を報告してきたが,これらのうち二次的腎摘除術を余儀なくされた2症例を経験したので報告する.1例は,腫瘍核出時に随伴する嚢胞壁を同時に切除したところ嚢胞壁にも腫瘍を認めた症例であった.他の1例は,腫瘍が悪性度の高い紡錘細胞癌の症例であった.2例とも elective case であり,その根治性を考慮し,術前の説明と同意に基づいて二次的腎摘除術を施行した.患側腎温存術に対するわれわれの適応とその治療成績を示す.

著者

藤本 清秀 奈良県立医科大学医学部泌尿器化学
平尾 佳彦 奈良県立医科大学医学部泌尿器化学
千原 良友 奈良県立医科大学 泌尿器科
千原 良友 奈良県立奈良病院泌尿器科
平尾 佳彦 奈良県立医科大学
大園 誠一郎 奈良県立医科大学 泌尿器科
堀川 直樹 多根総合病院泌尿器科
千原 良友 多根総合病院泌尿器科
林 美樹 多根総合病院泌尿器科
細川 幸成 奈良県立医科大学泌尿器科学教室
雄谷 剛士 奈良県立医科大学泌尿器科学教室
藤本 清秀 奈良県立医科大学 泌尿器科
雄谷 剛士 奈良泌尿器腫瘍研究グループ
林 美樹 多根総合病院 泌尿器科
堀川 直樹 大阪回生病院泌尿器科
細川 幸成 多根総合病院 泌尿器科

関連論文

▼もっと見る