長期間放置された膀胱異物に伴う巨大結石により腎機能障害に至った1例

元データ 1994-12-20 社団法人日本泌尿器科学会

概要

症例は31歳,男性.18歳時,自慰行為によりナイロン製のつり糸を尿道より挿入してとれなくなるも放置.最近排尿痛が激化したため受診した.レントゲン写真上膀胱内に巨大な結石が存在し,超音波検査にて両腎に著明な水腎症および実質の非薄化を認めたため,入院のうえ膀胱切石術にて結石を摘出した.結石は大きさが10.5×7.5×7.5cmで重量360g.割ったところ中より全長3メートル以上にもおよぶつり糸が認められた.術後も血清 BUN 28.4mg/dl,CRTNN 4.1mg/dlと高値であり,これは術後6ヵ月経過しても改善はみられなかった.本症例は膀胱結石により腎機能障害が生じた比較的まれな症例であり,またこの膀胱結石は検索し得た範囲内では,現在までに報告されたもののうち最大のものである.

著者

長久保 一朗 長久保病院
斉藤 史郎 国立病院機構東京医療センター泌尿器科
長久保 一朗 長久保クリニック
長久保 一朗 平塚市民病院
長久保 一朗 日野市立総合病院
白木 良一 藤田保健衛生大学医学部腎泌尿器外科学
斉藤 史郎 立川共済病院泌尿器科
泉谷 正伸 立川共済病院泌尿器科
白木 良一 立川共済病院泌尿器科
石黒 幸一 立川共済病院泌尿器科
藤岡 俊夫 立川共済病院泌尿器科
泉谷 正伸 泉谷ふれ愛クリニック
藤岡 俊夫 国家公務員共済組合連合会立川病院泌尿器科
藤岡 俊夫 防衛医科大学校 泌尿器科
長久保 一朗 立川共済病院泌尿器科
石黒 幸一 浜松赤十字病院泌尿器科

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