超高圧下の水 : 第2のマグマ
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The compositions of aqueous fluid coexisting with mantle minerals have been examined experimentally in the system MgO-SiO_2-H_2O at pressures of 3-8 GPa and at temperature of 1100℃ using an MA-8 type apparatus. The composition of the aqueous fluid coexisting with mantle minerals, forsterite and enstatite, was determined chemographically because direct measurements could not be carried out as the aqueous fluid was quenched into a mixture of feathery crystals, glass and nearly pure water in the recovered sample charge. Solubility of silicate components in aqueous fluid coexisting with forsterite and enstatite increases with increasing pressure up to 8 GPa; from about 50 wt% at 3 GPa to 70 wt% at 8 GPa. The Mg/Si wt. ratio of these aqueous fluid is much higher than that at low pressure (0.2 at 1.5 GPa; Nakamura and Kushiro, 1974), and almost constant (1.2) at pressures between 3 to 8 GPa, Aqueous fluid migrating upward through the mantle can, therefore, dissolve large amount of silicates, leaving modified Mg/Si ratios of residual materials. This process could result in differentiation of orjginally homogeneous mantle without melting. The observation that the aqueous fluid has composition similar to hydrous silicate magma may indicate the possibility of continuous change of aqueous fluid to silicate melt with increasing temperature at such high pressures.
- 1997-04-25
著者
関連論文
- MTSATで捉えた浅間山2009年2月2日噴火に伴う噴煙
- ヴェスヴィオ火山北麓で発見されたローマ時代の遺跡の埋没過程: 2006〜2008年に新たに発見された472年噴火による土石流堆積物にもとづく再構築
- 浅間山2009年2月2日噴火の経緯と噴出物
- 浅間山2009年2月2日噴火の経緯と噴出物
- B04 2008年浅間山小規模噴火について(序報)(火山の地震・テクトニクス,日本火山学会2008年秋季大会)
- P01 イタリア・ヴェスヴィオ火山の西暦472年Pollena噴火のマグマ進化に関する岩石学的研究(ポスターセッション,日本火山学会2007年秋季大会)
- P14 浅間山2008年8月10日微噴火に見られるマグマ物質について(ポスターセッション,日本火山学会2008年秋季大会)
- A49 初生的な島弧玄武岩マグマは水に富む : Caに富む斜長石斑晶の水素含有量からの制約(火山の物質科学(4),日本火山学会2008年秋季大会)
- 火山フロントに産する玄武岩質マグマのCaに富む斜長石斑晶の含水量とメルト包有物の含水量の比較
- P48 未分化な島弧玄武岩マグマの結晶分化作用に及ぼす水と圧力の効果(日本火山学会2005年秋季大会)
- A50 未分化な島弧ソレアイトの分化における水と圧力の効果
- PA03 含水マグマの脱ガスは Ca に富む斜長石を晶出するか
- P26 玄武岩マグマ中の水と斜長石組成 : メルト包有物からのアプローチ
- P27 伊豆大島玄武岩の含水融解実験
- 富士山における人工地震探査 : 観測および走時の読み取り
- 岩石残留磁気を用いたヴェスヴィオ火山472年火砕流の堆積温度の検討
- イタリア・ヴェスヴィオ火山北麓のローマ遺跡を埋没した火山性堆積物の層序と特徴
- P62 イタリア・ヴェスヴィオ火山の西暦472年噴火のマグマ進化に関する岩石学的研究(ポスターセッション,日本火山学会2006年秋季大会)
- メラピ型火砕流の発生過程 : 雲仙普賢岳第6ドームでの観測結果
- P07 脱ガス過程でのガス供給によるマグマ中の揮発性成分量の変化 : 斑晶ガラス包有物分析に基く解釈
- 浅間火山2004年噴火噴出物の岩石学的検討(2004年浅間山噴火(1))
- S06 浅間火山2004年噴火噴出物の岩石学的検討
- S05 浅間山2004年噴火の噴出物について
- (2) 富士火山の活動の総合的研究と情報の高度化 : 掘削による山体構造の研究((2) 科学技術振興調整費による研究,4 競争的資金等の外部からの資金導入による研究開発の推進,I 研究活動)
- P20 小御岳火山から古富士火山に至るマグマシステムの変化(ポスターセッション,日本火山学会2008年秋季大会)
- P06 富士火山東麓,上柴怒田における掘削調査の概要(ポスターセッション,日本火山学会2007年秋季大会)
- P05 富士火山大室山噴出物の岩石学的研究(ポスターセッション,日本火山学会2007年秋季大会)
- 富士火山,箱荒沢坑で発見された白色火山灰層の起源
- 火山体の内部を探る : 科学掘削の重要性(火山学50年間の発展と将来)
- 防災基礎講座 日本の火山と防災
- 伊豆大島火山 1986 年噴火噴出物の岩石学的特徴
- P68 無人ヘリコプターを用いた伊豆大島三原山における空中磁気測量(ポスターセッション,日本火山学会2008年秋季大会)
- P102 大島・三原山山頂域における無人ヘリ磁気探査(ポスターセッション,日本火山学会2006年秋季大会)
- MODIS夜間赤外画像による浅間山2004-2005年活動の熱観測
- 富士山における人工地震探査 : 観測および走時の読み取り
- MTSATで捉えた浅間山2009年2月2日噴火に伴う噴煙
- A1 インド洋、レユニオン島及びモーリシャス島の火山学的意義とその予備調査 (1994)
- 浅間山2009年2月2日噴火の経緯と噴出物
- A05 富士火山のマグマの特質とマグマ供給系 : テフラ層の分析による検討
- A04 掘削試料から見た富士山の火山体形成史
- PB14 富士火山 864-866 年 /1707 年玄武岩質噴出物の斑晶ガラス包有物
- PB13 富士火山における掘削調査(その 4) : 溶岩流試料の岩石学的特徴
- PB12 富士山東斜面におけるスコリア層の層序と化学組成の時間変化
- B22 含水玄武岩マグマの分化に及ぼす圧力の影響 : 富士火山が玄武岩マグマを出し続ける要因
- P-6 富士火山, 貞観噴火と宝永噴火 : ガラス包有物からのアプローチ
- O-49 富士宝永噴火噴出物 : 噴火推移と化学組成変化
- O-46 富士火山における掘削調査 : FJ-1,2,3,4 で得られた試料の概要
- O-45 富士山における火山体掘削と総合的観測研究の概要
- 火山活動の長期予測 : 富士山の次期噴火にそなえて(第4回火山噴火予知研究シンポジウム)
- P33 ガラス包有物からみた富士火山 1707 年宝永噴火と 864 年貞観噴火
- P25 フィリピン海プレート北縁の火山群におけるマグマ中の揮発性元素濃度変動
- P24 富士火山における掘削調査(その 2) : FJ-4 (山中湖沿岸)コアの層序
- P23 富士火山における掘削調査(その 1) : FJ-1,FJ2,FJ-3 掘削試料の概要
- B19 伊豆大島火山における過去 2 万年間のマグマ発達史
- 三宅島2000年噴火;噴出物中のガラス包有物組成の特徴とSO2大量放出の要因
- P77 斜長石斑晶に残された混染の証拠
- P17 斑晶ガラス包有物に記録された三宅島マグマ溜まりの環境
- A34 NOAA AVHRR による三宅島 2000-2001 年噴火の熱観測
- 三宅島2000年噴火噴出物のガラス包有物に言已録されたマグマのS濃度とfO_2環境
- 三宅島2000年噴火の経緯 : 山頂陥没口と噴出物の特徴(三宅島2000年噴火と神津島・新島周辺の地震活動)
- P38 三宅島 2000 年噴火、海底および山頂噴出物の特徴
- B30 浅間黒斑火山におけるいわゆる"結晶分化トレンド"の再検討
- A21 三宅島 2000 年噴火の推移と解釈
- マントルウェッジ中の水の移動と沈み込み帯における火山フロントの形成
- P44 伊豆大島火山カルデラ内総合観測井の掘削による成果 (3)
- B22 伊豆大島火山カルデラ内での掘削成果 (2) : コアの地質学的解析結果(速報)
- マグマ研究の現状と噴火予知 : 第3回火山噴火予知シンポジウム(2)
- 超高圧下の水 : 第2のマグマ
- P50 高圧下におけるマグマ中の H_2O 拡散速度
- A43 マントルレールゾライトの融解により洪水玄武岩マグマは生成可能か? : デカン洪水玄武岩の岩石学的研究
- B26 伊豆大島火山 1986-87 年噴火のマグマ供給システム : ガラス包有物からのアプローチ
- 322. インド洋ホット・スポットとしてのレユニオン島の地学的意義とその予備的調査(1994)
- PV37 超音波顕微鏡による岩石試料の観察
- Energy coneモデルによるピナツボ火山1991年火砕流の解析 : Frothing型噴火の可能性とマルチフローユニット型火砕流のMobility
- A21 Energy cone モデルのよるピナツボ火山 1991 年火砕流の解析 : Frothing 型噴火の可能性とマルチフローユニット型火砕流の Mobility
- P37 ピナツボ火山 1991 年噴火 : MOS 画像の判読と Energy Cone による噴火の推定
- A05 雲仙普賢岳 9.15 火砕流およびサージ堆積物とその形成過程
- 富士火山北東斜面の火砕流堆積物の特徴 (総特集 富士火山の総合的研究) -- (2章 富士火山の発達史とマグマの変遷)
- A14 伊豆大島火山カルデラ形成以前のマグマ組成 : ボーリング試料
- 富士火山,貞観噴火と宝永噴火--ガラス包有物からのアプローチ (総特集 富士火山の総合的研究) -- (2章 富士火山の発達史とマグマの変遷)
- マグマオ-シャンはなかった?--もう一つのマグマ,"水"の役割
- 富士火山のマグマの特質とマグマ供給系--テフラ層の分析による検討 (総特集 富士火山の総合的研究) -- (2章 富士火山の発達史とマグマの変遷)
- 溶岩流試料に基づくマグマの成因の検討 (総特集 富士火山の総合的研究) -- (2章 富士火山の発達史とマグマの変遷)
- P28 富士山南麓における火砕流堆積物の特徴(続報)(ポスターセッション)
- P55 富士山南麓における火砕流堆積物の特徴(ポスターセッション)
- P21 MTSAT, MODISで捉えたサリチェフ火山2009年噴火(ポスターセッション)
- P38 九州地方,第四紀火山噴出物中に含まれるカンラン石に捕獲されたメルト包有物の組成(ポスターセッション)
- P01 顕微FT-IR反射法による斑晶ガラス包有物の含水量定量(ポスターセッション)
- 顕微FT-IR反射分光法による斑晶ガラス包有物の含水量測定
- 自律型無人ヘリにより撮影した新燃岳の火口およびその周辺域(口絵写真解説)
- 富士火山の次の噴火を考える--宝永噴火の位置づけ (総特集 富士火山--火山災害と噴火予測)
- A1-20 無人ヘリによる霧島新燃岳の観測 : 概要と火口近傍域の空撮(新燃岳2011年噴火,口頭発表)
- P05 霧島山新燃岳2011年噴火の準備過程と推移 : 火山灰からの考察(ポスターセッション)
- A2-12 霧島山新燃岳2011年噴火噴出物の岩石学的特徴と時間変化(新燃岳2011年噴火と南九州の火山,口頭発表)
- O-276 NOAA AVHRRによる三宅島2000-2001年噴火の熱観測(25. 噴火と火山発達史,口頭発表,一般発表)
- P23 ユーザーインターフェイスを改良した溶岩流シミュレーションシステムとその防災上の意義(ポスターセッション)
- P16 衛星リモートセンシングによる東アジア活火山の準リアルタイム観測 : GCOM-C1 SGLIによる火山性熱源識別の可能性(ポスターセッション)
- 富士山南麓における新富士火山初期の火砕流堆積物の発見とその意義
- ユーザーインターフェイスを改良した溶岩流シミュレーションシステムとその防災上の意義
- B2-05 FT-IR顕微反射分光法による微小な火山ガラス試料の揮発性成分定量分析(年代測定・火山岩の分析,口頭発表)