大学テレビ公開講座のフリップ構造と時間構造に関する一研究
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概要
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最近,本邦の各拠点大学でのテレビ公開講座や各地域のCATV局での市民対象の生涯学習講座,さらには各大学のキャンパスビデオネットワークでのテレビ講座などの諸分野において,テレビ公開講義を創作する気運が高まりつつある.本稿では,30分間の大学テレビ公開番組の創作指針の試案を示す.これは,2種類のモデルから成っており,その第1のフリップ構造のモデルでは一般的に,(1)30分間の大学テレビ公開講義の中で使用されるフリップは約9枚以内,(2)各フリップの継続時間は合計で約120秒以内,(3)各フリップのショット回数は約8回以内,そして(4)各ショットの継続時間は約20秒以内であることを提案している.また,第2の時間構造のモデルでは,生涯学習用のテレビ教育番組を4部構成「起承転結」と見なした場合の時間配分は,第1部「起」が約3分,第2部「承」が約20分,第3部「転」が約2.5分,第4部「結」が約2.5分,そしてこれらを結ぶ3つの接続部分および番組の末尾部分(計4つの接続部分)が各約30秒であることを提案している.
- 日本教育工学会の論文
- 1993-11-20
著者
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