放送利用大学公開講座における「アバン」の研究
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概要
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放送利用大学公開講座における「アバン」Avantは,番組本体の最初の部分に配置されていて,その番組の概要を示し,番組内容の理解のための「導入的指針」と成るものである.このアバンの構造と役割を,研究対象「名古屋大学テレビ公開講座(1995)」について分析・考察した結果,(1)アバンの平均継続時間は54.9秒,(2)ショットの平均回数は9.4回,(3)ショットの平均継続時間は6.3秒,(4)ナレーションの平均速度は326.1文字/分(ひらがな文字),などが解明された.また,(5)アバンの継続時間の年ごとの変遷(1991〜1995)の分析結果から,その平均は1分14秒である.なお,(6)アバンには多層的段落構成が多い.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-06-15