マグマの脱ガス : 熱水流体の放出過程
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概要
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マグマから放出される熱水流体の組成・量について簡単なモデル計算を行ない, その結果を基に火山ガスの脱ガス過程および火山性熱水系の進化についての考察を行なった。モデル計算はH_2O-CO_2およびH_2O-NaClの二つの系について行ない, 脱ガス過程としては減圧による離溶-結晶化に伴う離溶および閉鎖系-開放系の組み合わせによる四つの極端な場合について行ない, CO_2の初期における離溶などが結論された。火山ガスの脱ガス過程としては, 2段階脱ガス, 1段階脱ガス, マグマ対流を伴う脱ガス, 順次脱ガス, 火山山体を通じての脱ガスについて計算結果との対比を行ないつつ概説した。火山性熱水系の進化に及ぼす, 熱水流体の組成変化および脱ガス過程・機構の変化についても概説した。
- 日本地質学会の論文
- 1994-04-28
著者
-
風早 康平
産総研・地質調査総合センター
-
篠原 宏志
地質調査所
-
風早 康平
地質調査所
-
篠原 宏志
産業技術総合研究所中央第七地質情報研究部門
-
風早 康平
産業技術総合研究所地質情報研究部門
-
風早 康平
産総研
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