PN-2 フッ素徐放技術の予防材料への展開 : 新規フッ素徐放性矯正用接着材「クラスパーF」について
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概要
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フッ素徐放技術の予防分野への展開として、新規な光重合型フッ素徐放性矯正用接着材「クラスパーF」を開発し、1)フッ素徐放量、2)エナメル質フッ素取り込み量、3)エナメル質の耐酸性、4)剪断接着強度(耐久性)について市販品と比較検討した。1)、2)は市販品に較べ有意に高い値を示し、3)については数倍の向上が認められた。4)は単に高い値を示しただけでなく、良好なブラケットのデボンディング性が示唆された。以上の結果から、クラスパーFはフッ素徐放機構を有するとともに矯正用接着材として優れた特性を有していると考えられた。
- 日本歯科理工学会の論文
- 1993-03-15
著者
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