子どもは生と死をどのように認識していくか(1) : 発達人間学の課題としての死生観の探究
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概要
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従来の発達心理学を超えた総合の学である発達人間学の立場に立ち,重要な研究課題として死生観の形成をとりあげ,一事例の縦断的記録資料をもとに実証的に人間学的に論考する。すなわち記録資料を,A.幼児小学生時代と,B.中学高校生時代に分けて提示し,最後に長期にわたる資料を関連づけて考察して,子どもの自己意識の発達過程と死生観の形成過程との深い関わり等を論じる。本稿はその前半であり,後半は次号に続く。The data of longitudinal records of one girl,from early childhood to adolescence,are discussed on the following points;the intimate relationship between the developmental process of her self-consciousness and that of life-and-death concept,the interaction of her own's intrinsic interest and responsive environment,the significance of developmental human scientific approach.This article is composed of part(1)and(2).
著者
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