Key Transponder : RFIDタグとリーダを用いた仮想キーシステムの実験とその評価
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年、RFID(Radio Frequency IDentification)は様々な分野で多岐に渡って用いられている。その問題点として、以下の3つことが挙げられる。はじめにタグとリーダのプロダクトのデザインが似通ったものが多いという点がある。次に、発生するインタラクションのパターンが限られている点が挙げられる。また3つ目の問題点としては構築されたシステムの扱い方がわかりにくいという点がある。実際にRFIDを用いたシステムをユーザに使用してもらうためには、まずユーザに対してその扱い方を知らせる必要がある。それに加えて、扱いたいという興味を起こさせ、ユーザの次の行動を引き起こす必要がある。またプロダクトのデザインはユーザにとって扱いやすく、使い方をアフォードするものでなければならない。これらの問題を解決するために、我々はRFIDを用いた仮想キーシステムのプロトタイプを作製した。具体的には、RFIDを利用した擬似的な錠と鍵を用いて実際の鍵の所持者に来訪者の存在を通知するシステムの実装と、使い方をアフォードする錠と鍵のデザイン案について報告をする。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2005-06-04
著者
関連論文
- 非発光変色テキスタイルによるアンビエント型ディスプレイの提案
- Fabcell-Fabric Elementアンビエントディスプレイのための非発光変色テキスタイル(セッション1,さくさく/きびきびインタラクション)
- G14 Living Textile : アニマシーインタラクションのための動的な変形機能を有するスマートテキスタイル(デザイン計画、インタフェース、デザインマネージメント、デザイン教育、その他,「想像」する「創造」〜人間とデザインの新しい関係〜,第56回春季研究発表大会)
- Rheologic Interaction:流動的プログラマブル・マターを用いたインタラクションデザインの試み
- Rheologic Interaction:流動的プログラマブル・マターを用いたインタラクションデザインの試み
- RFID Activity Score : HF帯及びUHF帯のRFIDを用いたユーザアクティビティの可視化システム
- Intuino: GUIによるフィジカルコンピューティング開発支援環境の構築
- 三角形メッシュ最適化における, 複数手法の連係の実現
- キャラクターラインを考慮したポリゴンデータの最適化
- 三角形メッシュ最適化における, 複数手法の連係の実現
- キャラクターラインを考慮したポリゴンデータの最適化
- カフェにおける科学コミュニケーションのためのインタラクションデザイン(セッション2:コミュニケーション)
- ファッションにおけるウェアラビリティを考慮した衣服構造(セッション2: 触覚デザイン)
- Wearable Synthesis: ウェアラブルファッションにおけるコーディネーションフレームワーク(一般セッション, モバイルインタフェースおよび一般)
- 慶應SFCにおけるCG教育
- 慶應SFCにおけるモデリング教育
- ラティス構造に基づく軽量で高品質なWeb3Dデータ表現 (コンピュータグラフィクスの新展開)
- Living Textile: アニマシーインタラクションのための動的変形テキスタイル
- Key Transponder : RFIDタグとリーダを用いた仮想キーシステムの実験とその評価
- SIGGRAPH 2005参加報告
- Polychrome Paper Computing:機能性インクを用いた多色刷りによるペーパー・コンピューティング
- Web3Dの最前線
- 磁性ゲル形状ディスプレイの開発とインタラクション手法の検討
- B12 コンピューティングのアナロジーに基づく衣服のデザイン(情報デザイン,口頭による研究発表概要,平成18年度 日本デザイン学会 第53回研究発表大会)
- Material Syncretism : 紙とコンピュテーションの調和による表現の開拓(アート&エンタテインメント3)