中高年齢者のQOL(Quality of life)と生活習慣の関連
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概要
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中高年齢層におけるQOLの水準および, QOLと生活習慣との関連を調査する目的で, 保健センターに健康講座受講等で来所した地域住民115名と, 都内老人クラブに所属する高齢者43名, 計158名(男性41名, 女性117名)を対象に, SF36を用いてQOLと生活習慣の実態調査を行った。その結果, QOLと有意に関連していた属性因子は「年代」と「職業の有無」で, 生活習慣因子では「喫煙」, 「飲酒」, 「運動」, 「食事」, さらに現在の「通院治療の有無」であった。30, 50歳代の「身体機能」は高く, 70, 80歳代は低いのに対し, 「活力」は50, 60, 70, 80歳代で高く, 30, 40歳代で低かった。また有職者の方が無職者よりも「日常役割機能(精神)」が高かった。生活習慣では, 非喫煙群が喫煙群よりも「活気」, 「社会生活機能」, 「日常役割機能(精神)」, 「心の健康」において, 日常的飲酒者の方が非飲酒者よりも「活気」と「日常役割機能(精神)」においてQOLが高かった。
- 日本保健科学学会の論文
- 2004-12-25
著者
-
松島 英介
東京医科歯科大学心療・緩和医療学
-
松下 年子
埼玉医科大学保健医療学部
-
松下 年子
東京医科歯科大学大学院心療・緩和医療学分野
-
松島 英介
東京医科歯科大学大学院診療緩和医療学分野
-
松下 年子
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科
-
松島 英介
東京医科歯科大学
-
松下 年子
横浜市立大学医学部看護学科
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