アレクサンドロス大王以後(前323-281年)
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概要
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前323年、アレクサンドロス大王がバビロンで没した時、彼の帝国-西方に父祖が築いた「マケドニア王国」に東方での新征服地(「アジアの王国」)を附け加えたもの-の全体を組織する仕事には全く手が着けられていなかった。広大な領上を統治する原則をめぐって、以後、ディアドコイの間で統一主義者と分立主義者が対立しつつ、「帝国の統一」が将軍たちの手で解体される過程が進展する。それはイプソスの戦い(301年)で一応の粘着を見るが、最終的にはクルペディオンの戦い(281年)で、ヘレニズム領域王国の分立が確立するまで継続した。
- 2004-03-31
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