PKIにおけるDN照合規則のあり方に関する考察

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概要

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ネットワーク上での認証の実現方法の1つとして、PKIを用いた認証がある。PKIにおいては公開鍵証明書の所有者を識別するため、CAへの公開鍵登録やディレクトリエントリへの公開鍵証明書格納・参照,認証を必要とするアプリケーションにおいて名前の照合が必要になる。しかし、PKIで規定されている照合規則および上記照合場面における照合方法を現実社会に適用すると、"ディレクトリから目的の公開鍵証明書を取得できない""アプリケーション所有データベースとの照合ができない"といった課題が発生する。そこで、本稿では、これらの課題を解決するために、公開鍵証明書に記載された同一の利用者を示すすべての名前のエントリに公開鍵証明書を格納する。また、ディレクトリの特定属性型にこれらの照合規則(新規照合規則も定義可能)を格納し、この照合規則を利用することで照合を行う方式について述べる。
一般社団法人情報処理学会の論文
2002-02-14

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