分散メモリマシン上の並列ハッシュ結合によるディスクとメモリ利用の影響
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概要
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関係データベースにおける結合演算は処理コストの高い演算であり,その並列化も含め,これまでに様々の方式が提案されている.我々は,その中でもハッシュに基づく方式をメッセージパッシング型の超並列計算機nCUBE2上に実装し,限られた資源の中で,ディスク,メモリの割り当てがその性能にどのように影響するか測定を試みた.ディスクの利用形態としてディスク・ストライピングを使用した方式,ディスクアクセスを独立させた方式,バケット(中間リレーション)をメモリ上に保持する方式を実験した.nCUBE2では,バッファを介した非同期メッセージ通信を基本としているが,有限のバッファサイズの下でオーバーフローを発生させずに効率の良いプロセッサ間通信を実現することが重要となる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-10-13
著者
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