高信頼並列ディスクプロトタイプのアクセス性能
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概要
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我々はこれまで高信頼並列ディスクを構成するためにDR-netを提案してきた。DR-netでは、各ノードにディスクを接続した相互結合ネットワーク内のサブネットで高信頼化ためのパリティグループ形成することにより、構成が大きくなっても通信の局所性が保たれ、ディスク台数に応じた性能向上が望める。2種類のパリティグループを重ね合わせることにより、ディスク装置の多重故障にも耐えられる。現在トランスピュータと小型ディスクを用いてプロトタイプシステムを試作中である。本稿では、実行モデルに基づくアクセス時間の見積り、プロトタイプシステムの構成、プロトタイプシステムを用いた実験の結果と見積りとの比較等、について報告する。実験の結果は、それぞれのパリティディスクの更新を並列に実行できることから、2つのパリティグループを用いることのオーバヘッドがわずかであることを実証している。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-07-23
著者
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